クリエイターは細部にこだわるものだ。ゲームの開発においてももちろんそうだ。だから、フォントにもこだわりたいクリエイターは多いと思う。が、インディゲームやいわゆる同人ゲームの開発者には、フォントに開発費をしっかり投入できる人はまれだろう。そういう人たちに、組み込みもOKで、商用利用にも対応した、格安のフォントサービスは福音となるはずだ。いま、インディ系ゲームの世界はとてもアツい。ゲームの作りの原初的な姿があり、個性的な作品が次々に生まれながら、それらが相互に影響を与え合う。そんな、マグマのうねりのような、熱気とエネルギーに満ちたインディゲームの世界の中には、ゲームの未来の可能性がたくさん詰まっている、と思う。だから、“mojimo-game”は、ゲームの未来にもきっと貢献するはずだ。そういう細かいことが重なり合って、時代は変わっていくのだ。…と、やや大げさですが、そんなふうに自分は感じていて、少し応援したい気持ちがあるのです。(バカタール加藤)
バカタール加藤
週刊ファミ通編集長、ファミ通主筆、Walker47編集長などを務めたあと、2018年6月にハナペン合同会社を設立。日本ゲーム文化振興財団助成選考委員を務めるなど、若手ゲーム開発者の支援なども行っている。東京中日スポーツにて”バカタール加藤のオヤジでもわかるゲームな話”を連載中。著書に「バカタール加藤のアノ人に聞きたい!」など。